自然素材の注文住宅

注文住宅を建てるうえで、自然素材を使いたい方もいるでしょう。自然素材は居住者の健康を守れますし、メンテナンスもしやすいというメリットがあります。一方で予算が高くなったり、キズがつきやすかったりするというデメリットにも注意です。

今回は自然素材のメリットとデメリットを3つずつ紹介します。これから新築に使うか検討中の方も、この記事を読めば判断に役立てられるでしょう。

居住者が健康的に暮らすうえで、自然素材の注文住宅はおすすめです。自然素材のある家は、化学物質を使いません。そのため建築後も、居住者が健康を害するというリスクを抑えられます。

従来の家には、ビニールクロスや合板などに化学物質が含まれているので注意です。そこから発生するホルムアルデヒドなどがアレルギーやシックハウス症候群の原因になります。以上から健康的に暮らしたいと思ったら、化学物質を使わずに建てられる家がおすすめになります。

アレルギーやシックハウス症候群のリスクを避けたい場合は、自然素材の家が選択肢です。

メンテナンスもしやすい

自然素材を使った家は、メンテナンスをしやすいとされます。業者に頼まないで、自力でキズやへこみを補修できる素材があるからです。DIYで修繕ができれば、余分な維持コストをかけないで済みます。

たとえば無垢材の床も、へこみやキズ、シミを自力で直せるでしょう。へこみはスチームアイロンで膨らませればよいといえます。キズやシミは紙やすりで軽く削り、目立たなくできるでしょう。ただしこの場合は床を削っているので、何度もできる手段ではありません。ダメージがひどい場合は、貼り替えを考えましょう。

自然素材を使うことで、予算オーバーのリスクがあります。素材によっては一般建材との比較で高額にいたるケースがあるからです。業者に自然素材の新築住宅を相談するときは、コストまで念入りに打ち合わせましょう。

しかし相談先の業者が自然素材の仕入れを得意としている場合は、コスト抑制を望めます。業者によっては安く仕入れられるルートを知っているからです。ほかにも自社で自然素材を開発している業者は、ローコストで提供できるかもしれません。

自然素材の家だからこそ、少しでも安く建てる工夫を考えてみましょう。

キズがつきやすい素材がある

自然素材によっては、キズがつきやすいといえます。たとえば無垢材の床は、合板フローリングよりもダメージに弱いといえます。一度モノを落としただけで、キズやへこみが残るおそれがあるからです。また長時間濡れた状態で放置すると、シミが残ったり、床が傷んだりするでしょう。