自然素材の家のメリットとは?自然素材で使用する素材についてもご紹介します

自然素材の家にはどのようなメリットがあるのでしょうか。SNSやインターネットの広告では穏やかな空間を演出しており、注文住宅のイメージと合う人にとっては自然素材の家は検討したい家だといえるでしょう。そこで、この記事では自然素材の家が持つメリットと使用する素材について、解説します。

自然素材の家のメリットとは?

自然素材は穏やかな空間以外にもメリットがあり、他の家では実現が難しい内容が多いです。そのため、この章で解説する自然素材の家が持つメリットを把握し、自分に合っていると感じた場合は自然素材の家を検討しましょう。

有害物質が少ない

自然素材の家にはホルムアルデヒドやトルエンといった有害物質の含有量が非常に少なく、シックハウス症候群対策として有効な住宅だといえます。また、建材から人体に有害な物質が拡散されないため、子供やペットのアレルギー対策にもなります。

そのため、通常の家では換気や空気清浄機などの家電を使って行う有害物質対策ですが、自然素材の家ではそもそも有害物質の放出が少ないため、安心して住むことができる家だといえるでしょう。

調湿効果が高い

自然素材の家で使われる建材は湿気をため、乾燥時に放出する「調湿効果」が高い製品が多いです。そのため、除湿器や加湿器などを使わずに1年を通して快適な住環境を維持することができます。

「変化」を楽しむことができる

自然素材の家は合板などの加工している木ではなく、天然木をそのまま使うことで経年劣化による「変化」をより顕著に感じることができます。たとえば床や柱の色が季節や年月で変化したり、気温の変化によって木の匂いを感じることもあるでしょう。このように、自然そのものの変化を家の中で感じることができるのは、大きなメリットだといえるでしょう。

自然素材はどのような素材が使われるのか?

この章では自然素材の家に使われている素材について、解説します。
それぞれ特徴があるため、導入する場合の参考にしてください。

無垢材

通常、家の床材には木を合わせて接着剤で固めた合板を使うことが多いですが、自然素材の家では木から削り出した無垢材を使用します。なにも加工していない天然木をそのまま使用するため合板よりも価格は高くなりますが、木の香りや肌触りを楽しむことができる素材です。

漆喰

漆喰は壁や天井で使われることが多く、耐火性と調湿効果が非常に高い素材です。この素材は石灰に水や粘土を混合させたものとなっており、現地で職人が塗る作業となります。そのため、工場で生産した建材とは違ったオリジナル性が高い模様を生みだすことができるという特徴もあります。

珪藻土

バスマットやトイレでも使われることが多い珪藻土ですが、建材としても非常に優秀です。珪藻土は藻類の殻を固めて作られますが、調湿効果や耐火性が高いという点に加え、防音性や消臭効果においても高い効果を見込むことができます。

まとめ

自然素材の家には多くのメリットがあり、安心して長年住むことができる家を建てたい人にはおすすめです。そのため、この記事で解説したメリットと素材の特徴を確認し、理想の家を建てるヒントにしてください。