住宅設備は住まいの利便性や快適性に大きく関わる大切な要素なので、有る無しや性能が生活に大きく影響します。
見学会、ショールーム、展示場では最新のさまざまな設備に触れて、その使い勝手や利便性を体感できます。
このページではそんな設備の選び方を紹介します。
注文住宅を建てるなら設備にこだわりを
注文住宅の大きな利点の一つは設備を自由に選べることです。どんな設備を導入するのかは、基本的にニーズや予算に合わせてフリーに選択できるので、注文住宅を建てるなら、設備にはこだわりたいところです。
設備には後付けできるものもありますが、なるべくなら家を建てる際に選んで設置するのがおすすめです。住まいにピッタリ合うサイズや機能のものを導入できるので、使い勝手がいいのに加え、洗練されたインテリアを実現できます。
また、新築時の導入には費用を住宅ローンで賄える、という利点もあります。後から設備導入の資金を貯めたり、借り入れたりするのは簡単ではありません。新築時なら、設備の分まで低金利の住宅ローンを利用できるのです。
【キッチン】毎日の料理を楽しく
家事の中でも大きな時間と労力がかかるのがお料理や食後の後片付けです。キッチンの設備が充実していれば、お料理が楽しみになります。
ダウンキャビネット
デッドスペースになっていることが多い頭上の空間。ここを便利な収納スペースにしてくれる設備がダウンキャビネットです。
容量の大きな収納スペースがあれば、料理に使うアイテムや素材を整理して収納することができます。収納してあるものを下方に引き出せるので、楽に出し入れできるのが特徴です。
ビルトイン食洗機
食後の食器洗いを担ってくれるのが食洗機です。ビルトインタイプのものはシンク周りの場所をとらないのに加え、見た目もスッキリおしゃれです。
タッチレス水栓
センサーに手をかざすだけで、水を出したり止めたりできるのがタッチレス水栓です。調理で手が汚れている際などレバーを触らずに済むため、とても便利です。
サポートシンク
大型のシンクの上に、調理スペースの延長になるステンレス板などを渡せるようになっている設備です。調理や洗い物といった作業が楽になります。
子供が多い世帯や共働きの世帯では、お料理や後片付けの負担が大きくなりがちです。キッチンの設備を充実させることで、家事の負担を大幅に減らせるので、さまざまな設備を導入する価値は大きいと言えます。
【玄関】家の顔だからこそ
玄関は人が出入りするときに必ず利用するスペースなので、セキュリティ面と収納に関係する設備に要注目です。
ウォークインシュークローゼット
玄関脇に設置する大容量のクローゼットです。靴の他、アウトドア用品なども収納できるので、玄関周りに散らかりがちなアイテムをスッキリまとめるのに役立ちます。
電子錠
電子的な信号で開錠できる錠前です。いちいちカギを取り出す必要がないので、荷物で手がふさがっている時なども非常に便利。ピッキングなどの心配もありません。
セカンド洗面台
玄関脇に設ける小型の洗面台です。帰宅後すぐに手を洗えるので、インフルエンザ等の感染症予防にも役立ちます。
玄関の性能は家族の安全に直結するので、子供や高齢者がいる世帯では、コストをかけてでもセキュリティや衛生に影響する設備の導入には大きな意味があります。
【トイレ】きれいと便利を両立
トイレは家族が毎日必ず使うので、快適な利用につながる設備には大きな価値があります。
節水便器
少ない水で洗浄できるよう、水流を工夫した便器です。環境に優しく、上下水道代の節約効果があります。
汚れがつきにくい便器
表面加工や水流の工夫により、汚れがつきにくい便器です。掃除の手間が省けるうえ、気持ち良く使えるのが利点です。
タンクレストイレ
水道と直結することで、タンクをなくした便器です。デザインがスッキリするうえ、もともと狭いトイレのスペースを広く使うことができます。
2階のトイレ
1階だけでなく、2階にもトイレを設けることで、わざわざ階段を上り下りする労力を省けます。子供が多い家庭では、朝の混雑を軽減する効果もあります。
家族が多い世帯ではトイレを使う回数が多いので、トイレの設備を充実させることで、生活の快適度合いが大きくアップします。一方、共働きで子供がいない世帯など、家にいる時間が短い人の場合はそれほどこだわる必要がないかもしれません。
まとめ
後悔する・しないは、人によってさまざまであるため、一概にはいえない部分です。しかし、自分が最もこだわる設備には予算を削るべきではないでしょう。毎日過ごす家です。
生活の中でひんぱんに使う設備の使い勝手や価値はパンフレットだけではなかなか実感できません。しかしショールーム等で家族みんなで体感し、触ってみることで、それぞれの考えが具体化します。
モデルハウスは実際には水が出ないこともあり、水回りなどは一部、体感しにくいところもありますが、触ってみることでイメージできることはたくさんあります。設備の価値を体感し、イメージしたうえで、要不要を判断すれば、適切な選択がしやすくなります。
最新設備を触ってみるのはとても楽しいもの。関心のある方は、ショールームなどを訪れてみてください。