対面キッチンで失敗しないための対策とは?注意点についても解説します

対面キッチンで失敗しないための対策とは?

キッチンの中でもファミリー層で需要が高まっている対面キッチンです。作業動線や通路、食器棚の設置など、さまざまなポイントを押さえなければなりません。しかし「対面キッチンで失敗しないポイントは?」などと、気になる方も多いと思います。今回は、対面キッチンで失敗しないための対策や選ぶ時の注意点について解説します。

対面キッチンで失敗しないための対策

十分な広さのキッチン空間を確保できるか検討する

対面キッチンは、十分な広さのキッチン空間を確保できるか検討する必要があります。図面だけではわかりにくい場合もあり、モデルルームや完成イメージを確認するのが良いでしょう。その上で、理想の広さと間取りを決め、予算の都合なども検討しなければなりません。担当設計者と打ち合わせを重ねて、収納スペースも含めて十分な広さを確保できるようにしましょう。

壁素材を珪藻土・漆喰にすると消臭効果抜群

料理の際に匂いが広がることが少なくありません。しかし、壁の素材によっては改善できる可能性があります。例えば、消臭効果が期待できるのは以下の自然素材です。

・​​珪藻土
植物性プランクトンの化石で細かい無数の穴があります。呼吸するはたらきがあり、匂いや有害物質を吸収してくれます。料理の匂いだけでなく、トイレのアンモニア臭やゴミ箱から発生する生ゴミなどの不快な臭いも吸収されるのです。また、発がん性の疑われているホルムアルデヒドを吸着する効果も期待されています。

・漆喰
消石灰を主原料とした自然素材です。細かい穴が空いているため、呼吸する壁と言われています。調湿作用があり、湿度が高い場合は余分な水分を吸い取り、湿度が低い場合はと水分を放出します。調湿作用だけでなく、脱臭効果や耐火性に優れているのも特徴です。

・エコカラット
粘土や鉱物などの原料からつくられた多孔質セラミックス素材です。ナノサイズの小さな穴があり、調湿作用で室内の湿度が高い時は水分を吸収し、乾燥している時は水分を放出します。また、不快な臭いや有害物質を減らす効果が期待されています。

「油はねガード」を設置する 

油はねガードを付けて、汚れを防ぐことも大切です。油はねを防ぐ背の高いタイプや低いタイプなど、さまざまな種類があります。種類によっては、調理台や床に飛ぶおそれのある油まで防ぐことが可能になります。機能性と見た目のバランスを考慮しながら検討しましょう。

対面キッチンを選ぶ時の注意点

通路の幅

対面キッチンは作業スペースに加え、通路の幅に注意が必要です。一般的に80〜90cmの通路幅があると使いやすいと言われています。複数人で対面キッチンを使用する場合は、100〜120cm程度の通路幅が必要でしょう。

背面のレイアウト

対面キッチンでは、収納棚や冷蔵庫などを設置する必要があります。特に冷蔵庫は頻繁に使用するため、使い勝手や動線に合わせた配置がポイントになります。

まとめ

今回は、対面キッチンで失敗しないための対策や選ぶ時の注意点を見てきました。
対面キッチンでは、十分な広さのキッチン空間を確保できるかを検討しましょう。料理の際に匂いが広がる対策としては、​​珪藻土や漆喰、エコカラットなど、自然素材を用いることで消臭効果が期待できます。対面キッチンを選ぶ際は、通路の幅や背面のレイアウトに注意しましょう。