キッチンにワークスペースをつくるメリットとは?注意点についても解説します

コロナ禍でテレワークが普及し、自宅にワークスペースを設ける方が急増しました。なかでも料理をする方はキッチンで過ごす時間が長いため、キッチンにワークスペースを取り入れたいとお考えの方も多くなっています。キッチンにワークスペースを設けることで、食事の準備や片付けの合間に作業ができるためおすすめです。今回は、キッチンにワークスペースをつくるメリットと注意点について解説します。

□キッチンにワークスペースをつくるメリットとは?

キッチンで過ごすことが多い方にとっては、料理の準備や片付けをしながら作業ができるワークスペースがあると便利です。例えば、お湯を沸かしたり煮物を煮込んでいる時間に、キッチンのワークスペースを利用して仕事や作業などに取りかかれます。お子さんがいるご家庭では、お子さんが料理にチャレンジするときにワークスペースで仕事をしながら料理中のお子さんを見守ることも可能です。

面積や間取りによっては、ワークスペースとキッズスペースを兼ねることも可能です。また、キッチンの背面収納を活かすことにより、仕事や勉強などに使用する小物類や​​お子さんの勉強道具なども収納できるでしょう。

このように、家事と仕事、子育てを並行する忙しいママ・パパにとっては、時間を効率的に有効活用できるキッチンのワークスペースはおすすめです。

□キッチンにワークスペースをつくるときの注意点

さまざまなメリットがあるキッチンのワークスペースですが、間取りを決める際には注意点があります。それは、「ワークスペースでどのようなことを行うのか」という目的を明確にすることです。

前述の通り、キッチンのワークスペースは、家事や子育てのすきま時間に仕事や作業などを行うことを前提とした空間です。このような「キッチンで隙間時間に作業がしたい」「仕事がしたい」などの目的がないにもかかわらず、なんとなく流行っているからという理由でキッチンにワークスペースを設けるのはおすすめできません。

なぜなら、キッチンにワークスペースを設けることで、キッチンや他のスペースが狭くなるケースがあるからです。スペースが狭くなると家事動線が悪くなり、使いづらい間取りとなってしまいます。

目的が明確にあり、キッチンにワークスペースを設けたいという方は、キッチンの回遊動線を意識すると、家事導線がスムーズになります。回遊動線とは、家の中を行き止まりすることなく回れる動線のことです。なかでも壁に接していないアイランドキッチンは回遊性が高く、ワークスペースを設けたとしても窮屈感なく、料理や片付けなどがスムーズに行えます。

□まとめ

今回は、キッチンにワークスペースをつくるメリットと注意点について解説しました。キッチンで過ごすことが多い方は、料理の準備や料理をしながら作業ができるワークスペースがキッチンにあると便利です。キッチンにワークスペースを作る際は、ワークスペースでどのようなことを行うのか明確にすることが大切です。キッチンにワークスペースを設けることにより、キッチンが狭くならないよう回遊動線を意識すると良いでしょう。