新築住宅の防犯性とは?設計時から考える戸建ての防犯対策についてもご紹介します

新築住宅を検討する際にはしっかりした防犯対策をする必要があります。女性やお子さま、お年寄りが1人で留守番する可能性があるご家庭では、特に防犯対策に力を入れたいものです。この記事では新築住宅の防犯について、設計段階で注意するポイントを解説します。

戸建ての防犯性

警察庁が公開している「住まいる防犯110番」によると、令和3年の侵入窃盗件数割合は戸建てが36.4%と最も多く、共同住宅(マンション)の8.7%よりも4倍近い件数となっています。このことからも戸建ての防犯性はマンションよりもセキュリティが低く、防犯上のリスクが高いといえます。そのため、新築住宅を購入するもしくは注文住宅を建築する際には、しっかりと防犯対策をする必要があるでしょう。

(引用サイト:https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_b_1.html
侵入窃盗の発生場所別認知件数)

各箇所の防犯対策

この章では家を設計する上で、各箇所の具体的な防犯対策について解説します。
家づくりをする際には必ずチェックしましょう。

窓の防犯対策

窓は日光を室内に取り入れるためにも必要ですが、開閉できる上に壁よりも強度が低いという点が防犯上のリスクといえます。そのため、はめごろしにして開かなくしたり割れない防犯ガラスを採用するなどの工夫が必要です。それ以外にも二重ロックや窓の高さを高くするなどの設計はセキュリティを高くできるため、おすすめです。

玄関ドアの防犯対策

玄関ドアの施錠はピッキングにより開錠される可能性があるため、ピッキング対策を講じた玄関ドアの採用や、複製の困難なカギの表面に凹凸があるディンプルキーの採用がおすすめです。泥棒は開錠するまでに時間がかかると諦める傾向にあるため、すぐに侵入できない取組みが重要といえるでしょう。

外構の防犯対策

外構の防犯対策としてはオープン外構と防犯砂利がおすすめです。昔ながらの塀は侵入しにくいというメリットはあるものの、一度侵入してしまうと道路から侵入者が分かりにくいというデメリットがあります。そのため、フェンスなどのオープン外構を採用し、敷地内に不審者がいてもすぐに気づくことができる外構にしましょう。

また、歩くと音がする防犯砂利は家の中にいても誰かが敷地内にいることが分かるため、非常に効果が高いです。

まとめ

空き巣被害は起きてからでは遅く、起きる前にしっかり対策することが重要です。そのため、新築を検討するタイミングで必ず防犯対策を行い、後悔のない新生活をスタートさせましょう。