注文住宅は完成したら終わりではなく、建てたあとももちろん維持費がかかります。
しかし「具体的にどのくらいの費用がかかるのかわからない」「注文住宅の維持費を知りたい」など、気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、注文住宅の平均的な維持費と維持費の種類について解説します。
注文住宅の平均的な維持費とは?
注文住宅の年間の維持費は、平均30万〜50万円程度かかると言われています。
しかし、毎年この額がかかるというわけではなく、30年間に必要な費用を合計し、年数で割ったものがこの額となっています。
なぜなら、維持費の中に加算される「修繕費」は毎年決まった金額ではないからです。
突発的に大きな修繕費用がかかる場合もあり、金額もばらばらです。
そのため、年度ごとにかかる税金や保険料なども考慮しながら、計画的に積み立てていく必要があるでしょう。
屋根や外壁などの修繕には、高額な費用がかかる場合もあるので、ある程度余裕をもった資金計画が大切です。
維持費にはどのような種類があるの?
1.修繕費
建物の維持・管理に欠かすことのできない費用です。
修繕で改善できない場合は、リフォームが必要になるケースもあります。
注文住宅の場合、一般的には入居後10年以降から修繕費が発生することが多いです。
屋根や外壁は、常に紫外線や雨風にさらされている部分なので、劣化や破損などが起こりやすい場所です。
そのため、早い時期に修繕が必要になるケースも少なくありません。
また、水まわりはほぼ毎日使用する場所であり、壊れたら大変です。
キッチンや風呂場、トイレなどで水漏れが起きないようにするためにも、定期的なメンテナンスが必要になるでしょう。
2.税金
税金には、固定資産税と都市計画税があります。
毎年1月1日時点で、土地や建物などの不動産を所有している人に対して課される税金です。
固定資産税はすべての地域の土地・建物に対して課される税金で、計算式は以下のとおりです。
固定資産税=課税標準 × 標準税率
都市計画税は、市街化区域内にある土地・建物に課税される税金で、計算式は以下のとおりです。
都市計画税=課税標準 × 制限税率
4.保険
保険は、火災保険が一般的ですが、地震保険とセットで加入することが多いです。
近年のゲリラ豪雨や大きな地震などにより、被害が深刻化するケースもあります。
火災保険への加入は任意ですが、万が一に備えて加入しておくと良いかもしれません。
保険料は、建物の構造や保険期間、特約の有無などにより異なるので、ご自身の状況に合わせたものを選びましょう。
まとめ
注文住宅の年間の維持費は、平均30万〜50万円程度かかると言われています。
維持費には、修繕費や税金、保険などがあります。
修繕費は突発的に発生することもめずらしくないため、計画的に積み立てていく必要があるでしょう。
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