注文住宅には、庭やバルコニーへ簡単に出入りできる「掃き出し窓」が設置されている場合が少なくありません。
これから新築を建てる方は設置を検討されている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、掃き出し窓の仕組みやメリットについて解説します。
掃き出し窓とは?
庭やバルコニーへ簡単に出入りできる床と同じ高さの大きな窓を指します。
掃き出し窓(はきだしまど)と読みます。
日本では引き戸式が一般的ですが、ヨーロッパでは掃き出し窓が多いです。
室内からゴミやほこりを掃き出すための役割もあるので、掃き出し窓と呼ばれているのです。
掃き出し窓のメリットとは?
1.開放感がある
掃き出し窓は、床と同じ高さで設置されているので、バルコニーや庭への境目を感じることなく、開放的に過ごせます。
また、掃き出し窓がない壁に覆われた部屋と比べると、広く感じるのもメリットの1つです。
外の景色もしっかり見えるので、場所によっては眺望を楽しめるでしょう。
2.光を多く取り入れられる
掃き出し窓は、窓が大きいため、太陽光を多く取り入れられます。
日当たりの良い家は、冬場でも暖かく、光熱費も抑えることができます。
掃き出し窓を設置する際は、太陽光の取り入れ方を含めて検討するとよいでしょう。
3.風通しがよい
大きい窓を開閉できるので、風通しが良く、快適に過ごせます。
また、風通しの良い家は湿気を外に逃がせるため、カビの発生を抑える効果が期待できます。
常に新鮮な空気に入れ替えができるので、健康面にも良い影響を与えてくれるでしょう。
4.人の出入りが簡単にできる
掃き出し窓は、大きい窓を開閉できるので人の出入りが簡単にできます。
そのため、バルコニーや庭への出入りが楽にでき、洗濯や家庭菜園がはかどるかもしれません。
また、引っ越しをする際には、大きな家具家電を搬入する際に便利になっています。
5.災害時の避難ルートに活用できる
人の出入りが簡単にできるので、災害時の避難ルートに活用できます。
万が一のときに備えて、避難方法をシミュレーションしておきましょう。
まとめ
掃き出し窓は、庭やバルコニーへ簡単に出入りできる床と同じ高さの大きな窓です。
光を多く取り入れるため、冬は暖かく、光熱費も抑えることができます。
風通しも良く、開放感のある部屋で過ごせるのもメリットの1つです。
また、災害時の避難ルートとしても活用できるなどメリットも多いので、ぜひご検討してみてはいかがでしょうか。