家を建てるための頭金の目安とは?頭金ゼロのメリットについてもご紹介します

家を建てる際にはどのくらいの頭金を用意する必要があるのかについては、様々な意見があります。ここでは頭金の目安と頭金ゼロで家を購入するメリットについて解説します。

家を建てるための頭金の目安

フラット35が公開している「注文住宅融資利用者の主要指標」によると、2020年度での全国平均は619万円となっており、建築費の割合としては17.5%でした。首都圏では749万円、近畿圏では651万円、東海圏では625万円と都市部は高く、その他の地域では555万円が平均です。。

建築費の割合は地域に限らず、16.5~17.5%の推移となっているため、エリアによって建築費が変わるためそれに応じて頭金を捻出しているということになります。この結果から、どのエリアであっても16.5~17.5%が頭金の目安となることを覚えておきましょう。

(参考サイト:https://www.jhf.go.jp/files/400361622.pdf

頭金ゼロでも買えるのか

前述した頭金の目安はあるものの、頭金をゼロとするフルローンの利用も増えています。ゼロ金利政策が実施され、住宅ローンはまだまだ低い状態を維持しています。そのため、なるべく現金を温存してローンを組んだ方が安全という考え方がトレンドです。また、金利が上がったタイミングで貯めておいた貯金で繰上げ返済し、返済期間を短くすることでリスク回避するという考え方もあります。

頭金ゼロのメリット

頭金ゼロで住宅ローンを組むことには、次の2点がメリットです。

・住宅ローン控除の恩恵が大きくなる
・欲しい土地・物件を買うことができる

住宅ローン控除の恩恵が大きくなる

フルローンにすることで借入額が最大化し、住宅ローン控除の控除額が多くなります。この制度を利用し、13年間の住宅ローン控除を受け14年後に繰上げ返済をすることで大きな節税効果を見込む方法がトレンドです。

欲しい土地・物件を買うことができる

頭金を貯めるには数年の歳月が必要です。その間に欲しい物件や土地が売れてしまい、折角貯めたとしても要望通りの物件がないということにもなりかねません。また、建築費の上昇などによりそれほど借入額を減らせなかったという話も聞きます。そのため、欲しい土地や物件を即購入し、新居の生活を一早く始められるという点は大きなメリットだといえるでしょう。

まとめ

頭金ゼロで家を購入することは今やギャンブルではなく、効果的な方法だといえます。そのため、家を買う際にはハウスメーカーに相談し、頭金の額をどのくらいにするのかを明確にして進めるようにしましょう。