多くの方は家づくりを検討する際に、土地の購入もあわせて検討することと思います。土地の場所や形状などによって、今後の生活や建てられる家が決まってきます。そのため、どのエリアで土地探しをするにしても、後悔しないために必ずチェックしたいポイントがあります。そこでここでは失敗しない土地探しの方法について解説します。
土地探しの事前準備
土地探しはスタートする前の事前準備が非常に重要です。
ここでは必ず事前に決めておくべきポイントを解説します。
条件の優先順位
「車は3台以上」「庭はあった方がいい」「駅近がいい」「スーパーは徒歩圏内」土地の選定条件は挙げればキリがありません。土地を見つけ契約するためには、理想の土地を見つけ申込書を出す必要がありますが、良い土地を思える物件は他の買主も良いと思っています。
そのため、全ての要望が入った土地を他の買主よりも先に購入するためには選定条件に優先順位をつける必要があります。前述した例では、「車は3台以上は必須だけれども庭と駅近とスーパーはできればクリアしたい」というように、必ずチェックする条件だけを選びましょう。
予算
予算をあらかじめ決めておかなければ、土地を決めることはできません。また、予算は土地予算を決める前に、総額と建物予算を決める必要があります。総額はファイナンシャルプランナーに人生のライフプランをシミュレーションしてもらい、破綻しない額を総額にすることをおすすめします。そして、住宅会社とおおまかな建物予算を設定し、引き算で残った予算が土地予算になります。このように、全体の総額と建物・土地のバランスを計ることが重要です。
エリア
土地は都心部に近づくほど高くなり、郊外にいくほど安くなります。そのため、通勤距離や通学までの時間などを考慮し、最適なエリアを選定しましょう。
土地のチェックポイント
ここでは土地を探す際に必ずチェックする必要がある項目について解説します。
周辺環境
土地を見るときは、土地の左右と裏側、前面道路の向かい側にどのような建築物や形状になっているのかを確認しましょう。また、近隣住民に会うことができれば町内会や周辺で事件や事故がなかったのかをヒアリングすることも重要です。現地確認に問題がなければ、インターネットで浸水実績や土砂災害、液状化、地滑りなどの危険区域やハザードマップにかかっていないかを調べましょう。
建築制限
建築基準法に定められる建築制限には、建ぺい率や容積率、斜線制限、高さ制限などがあります。これらの条件を全てクリアすることで建築許可がおりるため、狭小地などを選ぶ際には必ず住宅会社にも土地を確認してもらいましょう。
土地形状
物件資料ではキレイな成形地となっていても、現地では敷地内に高低差があるケースも多いです。こういった高低差の有無を見つけるには現地確認をするのが一番分かりやすいですが、周辺土地よりも明らかに安い場合には高低差を疑うことができます。
まとめ
土地の購入は不動産のなかでも最も難しく、失敗しやすいと言われています。そのため、この記事で記載したチェックポイントは必ず確認し、住宅会社や不動産会社のアドバイスを受けながら土地を選択しましょう。土地の購入と建物の新築は、同じ会社にまとめて依頼した方が、資金計画や間取りのプランニングがやりやすいです。土地探しも行ってくれる住宅会社に依頼するのもおすすめです。
