新築住宅を建てる際にはコンセントの配置を考える必要がありますが、コンセントの種類と工事のタイミングを知っておくことは重要です。そこで、この記事ではコンセントの種類と工事について解説します。
コンセントの種類
コンセントには様々な種類があるため、設置する場所や目的によって使い分けるようにしましょう。この章ではコンセントの種類と具体的な使用方法について解説します。
基本コンセント
基本的なコンセントは汎用性が高く、壁や天井、床に設置することが可能です。また、USBを同時に使用できるタイプやコードを引っかけた際に直ぐ抜けるマグネットタイプ、一定方向に回さないと抜けないタイプなど種類は多岐にわたります。そのため、どの場所でどのような家電を使うのかをあらかじめイメージし選択しましょう。
たとえば高齢者が使う部屋は抜けやすいマグネットタイプにし、書斎やリビングで仕事をする場合はUSBやType‐Cが使用できるコンセントも登場しています。
アースコンセント
アースとコンセントが一体になっているコンセントタイプは、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジといった消費電力が大きい家電用に用意しましょう。特に水回りで使用する家電は漏電した場合に感電事故が起きる可能性があるため、電気を逃がすという意味でアースコンセントの使用は重要です。
扉付きコンセント
小さな子どもがいる家庭では扉付きコンセントがおすすめです。コンセントは金属片を差し込むことで感電する可能性があるため、イタズラ防止のためにも扉付きコンセントは検討すべきでしょう。扉には照明用のコンセントとしても利用できるため、床から150㎝前後の場所に設置すると便利です。
配線工事のタイミング
配線工事は通常、家の間取りを計画する際に配線計画し着工の中盤で工事を行います。そのため、家づくりの設計段階ではコンセントの種類と配置を決めておく必要があるでしょう。ただし、配線さえあればリフォームによってコンセントを追加することが可能です。
まとめ
今回は、新築住宅をお考えの方に向けて、コンセントの種類と配線計画についてご紹介しました。コンセントは住環境を快適にするためにも非常に重要です。そのため、間取り設計段階でしっかり種類と配置を検討し、生活し始めてから快適に利用できるように準備しましょう。それでも足りない場合はリフォームで追加することになり、追加費用がかかりますのでご注意ください。