シンプルな家を建てたほうが良い理由

マイホームのデザインはさまざまですが、令和時代はシンプルな家がおすすめ。ムダを省いたシンプルなデザインと間取りは、効率的な暮らしにもつながります。

しかし「シンプル=つまらない」というイメージをお持ちの方も多いと思います。そこで今回は、シンプルな家のメリットやおしゃれに仕上げるコツを解説します。

令和時代はシンプルな家を建てた方が良い理由

建築技術が向上し寿命が伸びている現代の新築は、流行に左右されないシンプルデザインを選ぶといつまでも古く見えません。

環境保護の動きは住宅業界でも始まっていて、これからは一つの住まいを長く使うことが求められます。これまでの戸建て住宅は40~50年前後で建て替えることが多かったですが、今後はもっと長く暮らすことが当たり前な時代になります。

装飾を施した豪華なデザインは建てた直後は素敵ですが、長年眺めていると飽きるのは避けられません。シンプルな家は、模様替えや外壁塗り替えでガラッと雰囲気を変えられるのも長く愛せるポイント。

これからマイホームづくりに取り組むなら、ぜひシンプルデザインを検討してみましょう。

シンプルな家のメリット

戸建て住宅をシンプルに仕上げるメリットをご紹介します。

コストを抑えられる

余計な装飾や凹凸のないデザインは、部材の種類と施工の手間を減らしてコストカットできるのがメリット。一か所ごとの効果は小さくても、住まい全体になると大きな費用削減効果につながることもあります。

インテリアとの相性が幅広い

シンプルな内装デザインは組み合わせるソファやテーブルを選ばず、どのようなインテリアとも相性が良い点も魅力です。

インテリアで全体の印象をガラッと変えることができるため、長く暮らす間に思い切った模様替えをできるのもメリット。リフォームで大掛かりな間取り・デザイン変更をしなくても、その時の好みに住まいをカスタマイズできます。

メンテナンスしやすい

凹凸や装飾の少ないシンプルな家は、外壁塗装や内装張り替えのメンテナンスコストを抑えられるのもメリットの一つ。

例えば外壁の凹凸が少ないとひび割れが出にくく、雨漏れによる木部の腐食リスクを抑えられます。ひび割れが少ないと塗装メンテナンス時の手間を軽減できるため、結果的にコストも抑えることができます。

隣とのデザインバランスが気にならない

利便性の高い住宅地にマイホームを建てると隣との距離が近くなりますが、シンプルな家はどんな街並みにもなじむのも特徴。

印象の強い海外デザインや和風建築などは、周りとのデザインバランスが悪いとちょっと残念な印象になってしまいます。シンプルデザインは建てる場所を選ばず、周囲の建物や街並みにスッとなじみます。

シンプルな家をおしゃれに仕上げるコツ

シンプルな家とつまらない家は紙一重です。ちょっとしたコツでセンス良く仕上げることができますので、一つずつ実践してみましょう。

窓の配置にこだわる

シンプルな外観は、窓の位置や大きさによって印象がかなり変わります。新たに何かを付け加えるのではなく、もともとあるものを有効活用するおすすめのデザインテクニックです。

具体的には、住まいの顔となる玄関や通り側の窓は引き違い窓を避けて滑り出し窓やFIX窓を効果的に使いましょう。縦長・横長・スクエアなど窓の形状によって印象が変わりますので、いろいろなパターンを試してみてください。

屋根の形にこだわる

外観デザインでは屋根の形状もこだわるべき重要ポイントです。

可愛らしい三角屋根、スタイリッシュな片流れ屋根、モダンな陸屋根(水平な屋根のこと)など、屋根の形状によってかなり印象が変わります。建物の形状によっては組み合わせもできますが、シンプルに仕上げるならなるべく1種類にまとめるのがおすすめです。

素材にこだわる

シンプルなお部屋はカラーを統一するのが基本ですが、同じカラーで素材を切り替えるとおしゃれ度がアップします。

お部屋がシンプルすぎると感じたとき、アクセントクロスなど、ちょい足しアクセントとして活用してみてください。

収納にこだわる

シンプルな内装のお部屋はとてもスタイリッシュですが、少しでも散らかると気になる点には注意が必要です。シンプルなお部屋をおしゃれに保つため、十分な量の使いやすい収納を設けましょう。

収納は一か所にまとめてつくるだけでなく、必要な量を必要な場所に分散すると使いやすくなります。階段下や屋根裏などのデッドスペースも上手に活用して、モノが散らからないおしゃれな空間をキープしましょう。

照明にこだわる

装飾を抑えたシンプルな内装は、ライティングにこだわるとグッとおしゃれ度がアップします。一日の中でも照明をつけて過ごす時間は意外と長いですから、おしゃれに仕上げる効果も大きいのです。

デザイン性が高くおすすめなのは、ダウンライト・スポットライト・ブラケットライトなど明暗をつけやすい照明です。全体を均一に照らすのではなく明るさにメリハリをつけると、上品なホテルやレストランのような雰囲気になります。

ドアのデザインにこだわる

お部屋に必ず設置するドアのデザインも、シンプルデザインのイメージに大きく影響します。

壁と同色に仕上げてお部屋を広く見せたり、カラーを変えてアクセントにしたり、色だけでもかなり印象が変わります。明かり窓の有無、取っ手のデザイン一つでも意外と変わりますので、しっかりこだわってみましょう。

動線効率も考える

真四角でムダの無いシンプルな間取りやデザインは、追求しすると暮らしにくくなってしまうケースも少なくありません。特にシンプルに見せたいからといってドアや開口部を減らすと、住まい全体の動線効率が悪くなってしまう可能性があります。

各部屋のつながりや家事動線の効率も考え、無駄をなくしつつ移動しやすさとのバランスも取りましょう。

プライベートスペースも確保

遮るものの無いシンプルなLDKは大きな開放感がある反面、家族それぞれ違う過ごし方をするとき不便に感じることも少なくありません。せっかくマイホームを建てたのにみんな自室にこもりっぱなしは寂しいですから、程よい距離感で一緒に過ごせる工夫をしてみましょう。

リビング内の小上がり和室やソファと視線が交わらないデスクスペースなど、少しの工夫でもプライベートスペースをつくることができます。リビングから出られるウッドデッキにテーブルセットを置いて、アウトドアリビングにするのも素敵です。

色々なアイデアで、「自分のことに没頭できる」距離感を作り出してみてください。

まとめ

シンプルでムダの無いデザインは、トレンドの移り変わりが激しい現代の家づくりにとてもおすすめです。シンプルな家のデザインは上級者向けのイメージもありますが、ちょっとしたコツでおしゃれに仕上げられます。住宅寿命が伸びている現代は、余計な装飾を省いたセンスの良いマイホームを目指しましょう。

たくさんのデザイン写真を見るのも勉強になりますが、実際の間取りを見るとやはり一気にイメージが膨らみます。理想のイメージづくりにとても役立ちますので、住まいづくりの最初の一歩として完成見学会などで、お気軽に体感してみてください。

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